一日三分呼吸に目を向け、週に一度の鍼灸治療

履いているだけで掃除ができるスリッパ
というスリッパを履いていますが、
だからといって掃除をしなくていいわけではありません。
掃除機をかけて、雑巾がけもしなければ
家をきれいに保つことはできません。

「オレはとくに何かをしているわけではないが健康」だ
という人がいますが、これは、
健康のために本人が特別なことをしている実感がないだけ。
こんな人は健康の達人といっていい。

達人といえども過信はだめですが、
神経質になり過ぎるのも息苦しい。

呼吸などとくに意識することなどなかったのに、
なんか息が苦しい、「はまり」が悪いとなれば
何かしらの手を打つこともあるやもしれませんが、
苦しいはずなのに苦しくない、
「息が苦しい」となったときはもはや手遅れ
というのでは困ります。

息が苦しいときは息が苦しいと感じることが
健康を、命を守ります。
息が苦しいときは息が苦しいのが本来の姿です。

大事なのは「息苦しさ」に対して、どのような対応をするか？
酸素マスクという手段もありますが、それでいいのか？
酸素マスクは、通常、非常事態を凌ぐときにのみ使うものです。

人間、調子がいい時も悪い時もありますが、
なるべく気持ちよく過ごすために、
ときどき呼吸に目を向ける、
ときどきじっくりと呼吸をする、
大きく吸って、なが～く履く、
一日一回湯船に浸かる、
一週間に一回、鍼灸治療を受ける、
そんなことで「調子がいいとき」を意図的に増やすことができます。

馬込沢うえだ鍼灸院