自信、過信

下肢閉塞性動脈硬化症。
主な症状は下肢の痛みと歩行障害。
タバコを吸う人は吸わない人の3倍多い。

閉塞性動脈硬化症は動脈が硬くなって、
血液循環が悪くなる血管の病気ですから、この病気になったということは、
その後、その他種々の病気にもなる可能性がヒジョーに高い。
細胞が生きるために必要な酸素と栄養は、
すべて血液によって運ばれるのですから。

下肢閉塞動脈硬化症後、実際に脳梗塞を起こしてしまった方がいます。

脚が痛くなって、うまく歩けなくなって、
それで「閉塞性動脈硬化症です」と診断されたら、
ふつうはタバコを止めると思います。

が、止めない?止められない?人がいる。
「自分だけは大丈夫だと思っていた」って、
その自信は一体どこからくるのでしょう?

子供が人生を元気に生きていくために「私は、僕は、やればできる」という
とても大切な自分を信じる気持ち、その気持ちが育まれるためには、幼少期に
親からの無償の愛をふんだんに受けることがこの上なく大切だそうです。

なんの見返りも求めない無償の愛、これによって自信が生まれる。

やってみなければわからない、でも、自分ならなんかできそうな気がする
という根拠のない自信。
これがあるかないかで、人生いろいろなことが相当大きく違ってくるでしょう。

が、だからといって、痛いのに、うまく歩けないのに、自分だけは大丈夫、
と思ってはいけません。

心配性がひどくて何もできない、前に進めない、というのも困りますが、
当たり前の分別はもっていないと、
せっかくの無償の愛が無駄になってしまうかも知れません。

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中央林間うえだ鍼灸院

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