ぼくの好きな先生

たばこを吸いながらいつもまらなそうで、
たばこを吸いながらいつでも部屋に一人で、

たばこと絵の具のにおいのあの部屋にいつも一人で、
たばこを吸いながらキャンバスに向かってる。
たばこを吸いながら困ったような顔をして、
遅刻の多いぼくを口数もすくなくしかる。
たばこを吸いながらあの部屋にいつも一人。
ぼくと同じで職員室が嫌い。
たばこを吸いながら劣等性のこのぼくに、
すてきな話をしてくれたちっとも先生らしくない、
そんなおじさん、
そんなおじさん先生が好きな人もいます。

いつも面白そうで、
いつも大勢でワイワイやって、
たばこなんて吸わず、
よくしゃべり、
いつも輪の中心にいて、
優等生に人気があって、
そんな模範的な人たちが
どうも苦手、そんな人もいるんです。

~RCサクセション「ぼくの好きな先生」1972より~

この清四郎少年に好かれた先生は実在の人物だそうです。






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