活かす技、殺す術

天地ができる以前の宇宙は無色、無形、無味にして、
もやもやとした状態であった。

やがてそれは一つに集まって気となり、
動けば「陽」となり、動が極まって静となれば「陰」となった。
陽の精は火であり、太陽は日となり、
陰の精は水であり、太陰は月となった。
陰陽はまた天地である。

太極拳についての本の「太極拳理論」の項に
記されている一文です。

東洋医学の教科書にも同じような文面があります。
元になるものは同じですから当然です。

太極拳は本来武術であり、その中身は、
実に殺人技のオンパレード。
一方、鍼灸をはじめとする東洋医学は人を救う術であり技です。

陰陽を根源とする殺の術を学び、活の技を実践する。
活殺もまた陰陽です。





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