腎9  経験療法、東洋医学

腎の陽分が少なくなった病態が腎陽虚です。

具体的な症状としては、腰・膝・四肢の冷え、だるさ、
気分が優れない、浮腫、不妊、陽萎、痛がり、など。

直接的に体が冷えてしまうような生活習慣だけでなく、
ストレス、寝不足、乱れた食生活といったことも
腎陽虚の原因となります。

腎は生命の根幹です。
つまり腎虚とは生命力が弱っているということで、
それが陽虚という形で現れたものが腎陽虚。

腎陰虚共々、そのままでいると
後にどのような病気になってもおかしくありません。


P.S 東洋医学は経験療法です。

過去に「効いた」ものの蓄積です。

なぜ効いたのか、わからないものもありますが、
効いたことに間違いはない。

理論を積み重ねていって、その先に結果があるのではなく、
はじめに結果ありき。
「結果の歴史の積み重ね」が東洋医学というものです。

トレーニング直後のゴールデンタイムにたんぱく質を摂取すれば、
成長ホルモンの分泌に合わせて、より筋肉の発達が望める。

だから、筋トレ終了後すぐにプロテインなりを取るべきだ。と
まことしやかに言われます。

では、実際のところどうなのか?
これまで「さほど変わりない」という意見を多く耳にしました。

同じ条件での比較はできませんが、
「筋トレ後にたんぱく質を取る」ということは、
間違いなく筋トレをしているわけ(たんぱく質だけを取るということはない)です。

筋トレの効果なのか、たんぱく質摂取の効果なのか、
の統計というものは実はないんだそうです。

筋トレ直後のためにプロテインを携帯しているような人は、
そうでない人よりも、一生懸命筋トレに励んでいることでしょう。

理論だけを述べる人は、その理論が「実は違った」ということになると、
自分が述べていた理論も、その日を境に変わります、というか、
そもそも、それはその人の理論ではありません。

「世間ではこのように言われているが、自分はこのように思う」
ということが大切だと思うのです。





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