胆は脂肪を分解する消化液を蓄え、
必要に応じて分泌するところ。
しかし、東洋医学の「胆」の働きは胆嚢と同じではない。

古典に、胆は「中正の官、決断これより出づ」とあります。

ごれは、胆は身体の中央に鎮座していて、
他の臓腑の活動状況を監視し、公正な判断はここで行われる。

また胆気が強ければ、大胆で勇ましく、決断力がある、
という意味です。

西洋医学でいうところの胆嚢の働きは、
脂肪を分解する胆汁を蓄え、
必要に応じて分泌することです。

胆嚢を摘出してしまうと、脂肪の消化が十分にできなくなり、
食後、胃がもたれたり、下痢をしたりします。

それでも、胆嚢を取ってしまうことがあるのは、
取ることのメリットがデメリットを上回ると考えてのことでしょうから、
仕方のないことなのかもしれません。

落ち込んでしまうことを「落胆」といいます。

しかし胆嚢を取ってしまったからといって、
勇気や決断力までも落としてはいけません。






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