冬至とゆず湯

本日は冬至、
日本には、江戸時代から冬至にゆず湯に入る
という習慣があります。乙な習慣だと思います。

冬至とゆずの関連は明らかではないらしいのですが、
一説には湯治(とうじ)と冬至(とうじ)の語呂合わせで、
身体息災であれば融通(ゆうずう)が利く
とのこじつけではないか、ということのようです。
これまた、乙なこじつけです。

とはいっても、ゆず湯はふつうのお風呂よりも血行促進効果や、
冷え症や神経痛、腰痛などを和らげる効果があり、
「ゆず湯に入れば風邪を引かない」とは本当のことです。

普通のお湯とゆず湯で、
入浴後のノルアドレナリンを比べたところ、
4倍の差が出たとのこと。

ノルアドレナリンは血管を収縮させる効果のある成分ですから、
それだけ血管が拡張していたことですね。

果皮に含まれるクエン酸やビタミンCにより、
ひび・あかぎれを改善する効果もあり、
また、皮の芳香油が湯冷めを防ぎます。

こんなにうれしいゆず湯ですから、
冬至だけでなくときどき入りたいですね。

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ゆず湯と鍼灸でいい冬にしよう

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