下肢症状なし

鍼灸院には、
「病院で良くならなかったもので」、
と訪れる方が多いです。
病院で告げられたことは、治療の参考にさせてもらいます。

背中が痛いと来院されたAさん。
痛いのは体幹部をひねったときのみ。

病院では「脊柱管狭窄症」と言われたとのこと。
下肢症状なし、間欠性破行なし、SLR-。

こんなことってありますか?
これはハッキリ言って、脊柱管狭窄症ではないでしょう。
立場上、診断はできないので、
脊柱管狭窄症はどういうものかを説明したのち、
「一個人の意見として聞いてもらえればいいのですが、
脊柱管狭窄症ではないと思います」
と、少々まどろこっしい言い回しになります。

しかし、今回の、
脊柱管狭窄症としての症状が全く現れていないこの症例、
脊柱管狭窄症ではないですね。

百歩譲って、若いときを基準にして
多少の脊柱管の狭窄はあるのかもしれない。
でも、これは脊柱管狭窄症ではない。

では何か?
椎間関節性のものか、周辺部の筋筋膜性のものの可能性が大。

ヨガを楽しみとしているAさん。
「最悪、手術も必要になるのがこの病気だ、
そんなことをやってはだめだ」と言われたかわいそうなAさん。

必ず良くなりますよ。

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