秋に微笑む

読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋。
「〇〇の」ときたら、次ぎに来る季節はほとんどが「秋」。

花見の春とか、
海水浴の夏とか、
雪合戦の冬とか、
それはその通りだけどあまり言わない。
多くの人にとって、
秋は何をするにもいい季節です。

でも、気温が下がったり、
日照時間が短くなると
元気がなくなってしまう人もいる。

日本留学で、赤道に近い国のマラソン選手の調子がおかしくなったのは、
別にホームシックになったからではなくて、
日本に来て、身体が必要としている日の光が
足りなくなってしまったから。
北欧の国でメンタルの調子がおかしくなる人が多いのも、
そんなことが大きく関わっているとのことです。

確かに、陰陽論的にみても
秋はその変動の度合いが激しい。

春から夏は「陽から陽」、
秋から冬は「陰から陰」と両方とも
陰と陽が入れ替わりません。
ところが「冬から春」と「夏から秋」は
陰と陽が入れ替わる。

外界の大きな変化についていけず、
体や心の調子を崩してしまう人もいます。
こういう人は、秋ゆえに調子が悪い。

こんなとき、
陽から陰へと移り行く外界とのバランスを取るために、
少し、体内で陽が生まれるようなことをするといい、
と昔の人は言っています。

体内で陽が生まれることとは?
動くこと。
そして、心に陽が生まれることは?
笑うことですね。

「いつもいつも」は難しいし爆笑ばかりも望めないけれど、
秋、なるべく微笑んでいたいものです。

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