ブラフラムフルータ

「頭で」考え「過ぎて」、
どっちなんだかわからなくなる、
こんなとき、頼るのは「感覚」。

朝、太陽が昇る前に起きて、
外の空気を吸うと気持ちがいい。

この、気持ちがいい、というのは感覚です。
何で「気持ちがいい」と感じるのか。

理屈で説明することもできるんでしょうけど、
そんな説明を訊かずとも、
気持ちいいものは気持ちいい。

太極拳を行うのに
理想とされる時間帯が
陰と陽の交わる太極の時間、
明け方とされています。

インド哲学においても、
ブラフマムフルータ（ブラフマン性の時間帯）
といって、神聖な時間帯。
瞑想するのに最も適した時間帯です。

この時間に太極拳でも、瞑想でも、
散歩でも、掃除でも、
やろうと思って、そしてやっている人たちは、
理屈ではないですね。
気持ちがいいから。

逆に言えば、
その時間帯を気持ちいいと感じられないのは、
本来の調子ではない。

なんでもかんでも、
徹夜明けでフラフラな時でも、
ブラフラムフルータだからといって、
太極拳や、瞑想や、散歩や、掃除をすれば、
いいというわけでもないでしょうから、
その辺はその辺の声に従がって、
で、ときどき明け方の空気を吸いましょう。

無理しないでね。
雨の日は特にね。