鬼の目に砂が入る

鬼の霍乱、鬼も十八、鬼の目にも涙、
鬼の形相、仕事の鬼、鬼の居ぬ間に洗濯
などなど。

どれも、鬼は強いとか怖いとか、
そういうものを表した言葉です。

鬼は、強くて怖いものとしてイメージされていますが、
「生きている人を守ってくれる存在」、
だったりもするそうです。

どっちにしても、弱そうな鬼では、
あまり、その存在意義はないかもしれません。

「泣いた赤鬼」に出てくる赤鬼だって、
見た目は怖い。
見た目は怖いけど、
実はそうじゃないことだってあるんだから、
見た目だけで人(この場合は鬼)を判断しては
いけないよ。
ということを言わんとしている、
そういう話なんではないかと解釈しています。

その強いはずの鬼も風邪をひくと弱い、
風邪をひかないまでも、
ちょっと目に砂が入っただけでも
戦意は喪失・・・です、たぶん。

ウィークポイントがあるがために
せっかくの長所を生かせないのはもったいない。

鉄でできた鎖の一箇所が紙だったら、
その鎖をひっぱったときに
鉄の強さは生かされなくて、
紙のところが切れてしまう。

その人がその人らしくあるために、
あなたがあなたらしくあるために、
僕が僕らしくあるために、
健康でいたいと思う平成23年の春です。

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