陰虚のはなし

疲れやすくて熱っぽければ、
それは陰虚です。

陰とはなんだ?
陰とは水に代表されるもの。
冷やしたり、潤したり、
陽の反対の性質をもつもの。
陽は発散、陰は蓄え。

この陰が不足しているのが陰虚。
実際に微熱がある場合もありますが
ただ「熱っぽい」だけの人もいる。

症状としては、
口が渇く、喉が渇く、目が乾く、
皮膚がカサカサ、寝汗をかく、口内炎、
扁桃炎、不眠、イライラなど。
めまいや耳鳴りなども
陰虚の症状として表れることが多いですね。

気滞に似ていますが、
陰虚のほうが弱々しい。
他人と比べてというよりも、
昔の自分と比べてです。
ただ、気滞と陰虚が同居していることがありますし、
陰陽両虚の人もいます。

体質的なものや年齢的なものが大きいですから、
常にそれを意識しておくことが大事。
つまりは、陰虚が完全に治ることはない、
と思って生活すればいいわけです。
ついつい忘れちゃうんですけどね。

陰を補うのも、
陰の消耗を防ぐのも両方大事。
良く眠ることがとっても大事です。
水に代表されるものが陰だから、
水を飲めばいいというものではないです。

陰を補いましょう。

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