血オのはなし

血オとは、血(ケツ)の流れが悪いこと。

血虚の人の顔や舌の色が白ならば、
血オの人は黒、どす黒い感じです。

気の流れが悪いのが気滞、
血の流れが悪いのが血オ、
合わせて「気滞血オ」といいます。

なんで血オになってしまうのか?
気の量の不足、気の質の低下、つまりは気虚、気滞。
血が流れるためには気の力が必要です。
気の力によって血が巡ります。
他、冷え、熱、などなど。

冷えれば流れは悪くなりますが、
熱によっても流れは悪くなります。
過剰な熱は、煮詰まってドロドロの血を生む。
ドロドロの血は流れが悪い。
よって、血オの「血」、それ自体も
血オの原因となります。

治する際、どのタイプの血オなのかによって、
お手当てを施す場所、選穴、配穴が違います。
でも、こうやって考えると、基本は同じ、
自分でできることの基本は同じなんだ、
ということがわかります。
幸せへの道のりは人の数だけあるけれど、
基本はいっしょというのと同じです。

どんな人にも必要なもの、運動と栄養と休息。

年齢や職業、そのときの健康状態などによって、
種類や量、やり方はそれぞれですが、
人が健やかに生きていくために欠かせないものです。
基本はいっしょです。

血を巡らしましょう。

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