血虚のはなし

血虚とは、血が足らないこと。
じゃぁ、血とはなんだ?

血液と、ほぼ同じ。
なんで「ほぼ」なんだ?

例えば、東洋医学的にみて、
不眠の原因が血の不足だったりします。

現代医学で、不眠をこのように捉えることは
あまりない。
それは、血に対する考え方が同じではないからです。

貧血に似ていますが、
貧血のそれよりも範囲が広い。

血が足らない人は白っぽい。血色がよくありません。
顔も白い、舌も白い。
このときの白はツヤのない白でカサカサ。

立ちくらみしやすかったり、
息切れしやすかったりも血虚の症状です。

血虚と気虚は何が違うんでしょうか?

これは、かなりの部分重なります。
血はたっぷりあるのに、気はまったくない、
なんてことはなくて、
「血気盛ん」などと言ったり、
また「気血両虚」と言ったりします。

血を養うポイントは、良く食べて、良く眠る。
ここでいう「良く」は、「たくさん」ということではありません。
「質の良い」ということです。

養血しましょう。

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