人の気、地球の気

東洋医学の話をするとき
だいたいの場合「気」が登場します。

気があるものとないものの違いはなんだろう?

気がないものというのは単なる物体、
気があるものはそうじゃないもの。
そうじゃないものには気があります。

ふだんはそんなに強く意識しなくとも
確実に存在するものです。

「気」の働きには5つある、
ということを昔の人は発見しました。

その一つが推動作用。
血液を巡らせるなど、
推し動かす働きのことです。

二つ目、防衛作用。
外から病気の元が入ってくるのを防ぎます。

三つ目、固摂作用。
体内のものをつなぎ止めておく働きです。
この働きが弱くなると、
疾患でいえば、遊走腎とか、脱肛とか、
子宮脱などが起こります。

四つ目、温煦作用。
温める作用。

五つ目、気化作用。
水分を水蒸気にする作用。

あっ、この五つの働きは、
地球のそれと同じだ。
地球が地球であるために、
必要なもの。

「いろいろやらなければならないこと」も多いし、
気のことばかり考えてもいられませんが、
時々、気というものを意識できたらな、と。

いろいろなことのためにもね。
地球に住んでるわけだしね。

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