良くなるためのお小言

良くなるためには、
良くなるためのことを増やして、
悪くなってしまうことを減らす必要があります。

せっかく良くなるためのことをしても
悪くなってしまうことをしていたら、
良くなるためのことが台無しになってしまいます。

病で苦しんでいる人の体は
穴の空いた船に例えられます。

船を沈ませないよう、
水を汲み出すことは重要ですが、
何よりも穴をふさぐことが先決です。

水を汲み出すことが「良くなるためのことを増やすこと」、
治療はこれにあたり、
穴をふさぐことが「悪くなってしまうことを減らすこと」
に該当します。
穴をふさぐことせずに、
いくら水を汲み出しても切りがありません。
人間の体は生きているので、
船と全く同じではないですが。


耳鳴りで苦しむ患者さん。
ビールを飲むと悪化するとのこと。
舌を診ると白い苔がべっとり付いています。
冷たいものやアルコールの摂り過ぎなどが
その原因となります。
ビールを飲んで症状が悪化するのであれば、
ビールは控えるべきです。

もし、本当に耳鳴りを改善させたいのであれば、
悪くなってしまうことは止めるべき、
ということを自覚しない限り、
体は一向に良くならないこともあるでしょう。


悪くなってしまうことがこれ以上減らせない、
例えば、腰痛持ちのプロスポーツ選手。
腰痛を悪くさせないためにスポーツのやり過ぎはダメ、
ということはわかっている。
だけど、プロだから中々休めない。
辞めるわけにもいかない。
だから、その分しっかりと治療する、
体にとって良くなるためのことを確実に行って、
体調管理に努める。
といった選択肢を選ぶ人もいますが、
それでも可能な限り、悪くなってしまうことは避けるべきです。

治療しながらタバコを吸っている人、
本当に治す気あるのかな、
と思ってしまいます。





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