膠原病入院日記~神様が貴重な体験をさせてくれた~

膠原病入院日記
~神様が貴重な体験をさせてくれた~

※今回、入院通院した病院
T病院、Sクリニック、TR病院、K大学病院


H22.3月初旬

寒暖の差が激しい。
ここのところなんとなんくだるいのは気候のせいだろうか?

だるさはあるが、それ以外の身体的変調はとくにみられない。
今思えば、それに加えて若干寒気のようものがあったかも知れない。
いつもならさわやかなはずの朝の犬の散歩が少しおっくうに感じられる。

多忙な一日
その日最終の治療を終えると発熱。39.0℃。
こんなに高熱が出るのは何年ぶりか。
記憶にない。初めてかもしれない。
咳も出てきている。関節も痛む。風邪か?

翌日T病院へ行く。
これまでの経緯や症状等の説明をする。
解熱剤と咳止め、それと抗生剤を処方される。

ドクターと「もし、この症状が細菌性のものでなかった場合の
抗生剤を飲むことの意味」等の話をする。
細菌性のものでないかもしれないが、細菌性のものであるかもしれない。
今の段階でそれを判断することはできない。
抗生剤は、細菌性だった場合の可能性を考えて、念のため服用しておく。

ウィルス性か細菌性か、もしくはそれ以外のものかのを調べるためには、
まず血液検査を行う必要がある旨を告げられた後、
血液検査を希望するかどうかの意思の確認をされる。

その判断を患者自身が行うものなのか?といった疑問がわいたが、
そういう確認の仕方をするということは「緊急を要するものではないのだろう」と
解釈し、早く家に帰りたい気持ちもあって、血液検査を断り帰宅。
インフルエンザの検査だけはやってもらう。陰性。

帰宅。
もらった薬を飲むが、一向に症状は治まらない。
明け方に発熱、発汗、解熱。咳は続いている。
日中はそれほど熱はないが、咳が出る。関節の痛みあり。
これだけを中医学的にみれば、陰虚、日ぽ潮熱だが、現在の症状は急性である。
顔から首に掛けて紅斑が出ている。手のあちらこちらに結節(デキモノ)ができ
ヒリヒリして湯飲み茶碗がまともに持てない。

インターネットで調べたところ、膠原病の名前が浮かび上がる。
何かの感染症の疑いもありそうだ。
膠原病という病気は難病に指定されている病気で、とくに数的に男性に少なく
100万人に数人いるかいないかといった病気であるとのこと。
(数人というのは、判断しかねる微妙なラインにいる人もいるからであると思われる)

自分も学生時代に、こんな病気がありますよ、と授業でやったくらいで、
自己免疫に関わるものということくらいの認識しかない。
パソコンの画面から
「これこれの症状があって、もしあなたが若い女性であれば膠原病かもしれません」
といったフレーズも目に入る。
しかし、もちろん男性であっても全くのゼロというわけではない。
現在も日本の世界のどこかで、この病で苦しんでいる男性は確実にいる。

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