若い女性と睡眠障害

「若い女性に寝不足による睡眠障害が増えている」
随分前から耳にする話です。

眠れないのとベッドに入っている時間が短い
というのは違う。

何でそんなに寝る時間がないのか?
答えはやることが多いから、
なのかな、やっぱり。

トイレとか、食事とか、洗顔とか、入浴とか、着替えとか、
身支度とか、労働とか、人間誰でも基本的にやること、
やらなきゃいけないことは
ほぼ共通していて、
だいたいどれも女性の方が時間がかかる。
もちろん、これだけしかしないわけじゃなくて、
他にも趣味とかいろいろあって、時間が足りなくなる。

この中で、
時間を短縮できるものはほとんどない。
おそらく一番幅を利かせているのは、
労働だろうけど、自分だけちょっと遅めに出勤、
早めに退社というわけにはいかないし、
1回3分だったトイレの時間を2分にするっていうのも
さみしいものがある、したところでたかが知れている。
心身の疲れを癒して、ストレスから開放するために必要な
寝る時間を確保しようっていうのに、
それじゃ、逆にストレスが溜まってしまう。

とすると、シワ寄せがくるところ、
削っていいわけじゃないないけど、
削っちゃうところは睡眠時間ということに
なって、あちらが立てばこちらが立たず。

そもそも、何でちゃんと寝なきゃいけないかというと、
寝ないと体に悪いからです。

美というものに関心がない女性は、
あんまりいないでしょう?若ければなお更そう。
「ちゃんと寝て、健康な姿こそが美しい」
といった価値観が本当の意味で根付いて
それが多数派を占めるようになると
みんな寝る時間を削るなんてことを
しなくなるんじゃないかな。
それは後退のようでいて、成長、成熟だろうし、
後退したほうがいいなら、
本来の姿に戻ることが後退なんだったら
そのほうがいい。

平成も21年目だし
もうそろそろ、そうしてもいいんじゃないかな。

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