慎病

貝原益軒著、養生訓
第六章は「慎病」として、予防に関して五十八記されています。

3番目に、
「病気が少しよくなってくると、
気分もよくなるので、つい養生を怠けて用心しない。
少し気持ちがいいからといって飲食や色欲などを気ままにすると
病気はかえって重くなる。
少しよくなったときに、さらに用心して少しのゆるみもみせなければ、
病気は早くよくなって再発の禍はない。
快方に向かったときに慎み用心しないと、
あとで後悔しても無益である」
とあり、

さらに7番目に、
「病人は養生の道を厳格に守ってさえいれば、
病気のことをくよくよ考えてはいけない。
憂鬱になれば気が循環しないで重くなる。
重症でも気長によく養生すれば、思ったより早く回復するものだ。
病気を心配しても無益である。
ただ養生の道にしたがって慎むがよい」
とあります。

損得じゃないけど、
結局はこれが一番得なんだろうな。

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