何もいえなくて・夏
夏休みといえば、ラジオ体操。
最近、第3が見つかったとか。
難しい、との理由で普及しなかったんだそうですね。
30数年前
義務教育1年目、
初めてラジオ体操というものに参加しました。
場所は、当時住んでいた家の裏の春日神社。
全日程は確か14日間だったと思います。
初日に14日間使うカードが配られます。
番号が譜ってあり、先着順です。
早く行って、一番にならべば、「1」のカードがもらえる、
ということを知りました。
自分が何番だったかは覚えていません。
その年「1」番をもらったのは友達のお兄ちゃん、小学6年生。
なんでも、朝の5時に来たとか。
体操は6時半からです。
義務教育2年目
昨年のことは忘れていません。
朝の5時では、ひょっとしたら、まだ見ぬライバルがいるかも知れない。
ということで、4時に行きました。「1」のカードを求めて。
始まるまで2時間半もあります。
当然、誰も、係りの人も来ていない。
遊びなれているその神社で、適当に時間をつぶして待ちました。
しばらく経ったころ、神社の人(神主さんかな?ラジオ体操とは無関係)が、
「ぼく、ずいぶん早いね」と話しかけてきて、
ご褒美にこれあげよう、
と何故かペロペロキャンディと、
少し大きいサイズのミニカー(ホンダのシビックだったと思う)を
くれたんです。
もらったものを置きに、いったん家に帰りました。
すぐに神社に戻って、まだ誰も来ていない。
しばらくして、自分より幾分学年が上と思われる子供が5人、
来ました。
その5人が来た後で、カードを配る係りのおばさんが来ました。
たぶん、時刻は5時半くらいでした。
自分が待ち始めてから1時間半、
ラジオ体操が始まるまで1時間です。
そのおばさんと、
5人のうちの1人が、どうも知り合いだったみたいなんです。
なんと、信じられないことに、そのおばさん、
誰が最初に来たのかを確認せずに、
「1」番カードを知り合いの子にあげちゃったんです。
目がテン、とは正にこのこと。
自分がもらったのは6番。
何も考えてなくて、
なんとなく配ったら、たまたま1番の人の手元に6番がいった
というのなら、まだわからなくもない。
でも、そのおばさんハッキリと「○○ちゃんに1番あげよう」
と言って渡したんです。
こんなことが許されていいのか。
と心で思ったものの言うことができませんでした、
1番はこのオレだ!と。
体操を終え帰宅後、
シビックのミニカーとペロペロキャンディを手に、
これが証さ、本当の勝利者が誰かは、春日の神様が知っている、
とコトの理不尽さに腹を立て、
悔しさをかみしめました。
ああいう大人には絶対にならない、と本気で思いましたし、
実は、今でも思っているんです。
ラジオ体操と聞けば記憶が蘇る、
30年以上も前の夏の出来事です。
最近、第3が見つかったとか。
難しい、との理由で普及しなかったんだそうですね。
30数年前
義務教育1年目、
初めてラジオ体操というものに参加しました。
場所は、当時住んでいた家の裏の春日神社。
全日程は確か14日間だったと思います。
初日に14日間使うカードが配られます。
番号が譜ってあり、先着順です。
早く行って、一番にならべば、「1」のカードがもらえる、
ということを知りました。
自分が何番だったかは覚えていません。
その年「1」番をもらったのは友達のお兄ちゃん、小学6年生。
なんでも、朝の5時に来たとか。
体操は6時半からです。
義務教育2年目
昨年のことは忘れていません。
朝の5時では、ひょっとしたら、まだ見ぬライバルがいるかも知れない。
ということで、4時に行きました。「1」のカードを求めて。
始まるまで2時間半もあります。
当然、誰も、係りの人も来ていない。
遊びなれているその神社で、適当に時間をつぶして待ちました。
しばらく経ったころ、神社の人(神主さんかな?ラジオ体操とは無関係)が、
「ぼく、ずいぶん早いね」と話しかけてきて、
ご褒美にこれあげよう、
と何故かペロペロキャンディと、
少し大きいサイズのミニカー(ホンダのシビックだったと思う)を
くれたんです。
もらったものを置きに、いったん家に帰りました。
すぐに神社に戻って、まだ誰も来ていない。
しばらくして、自分より幾分学年が上と思われる子供が5人、
来ました。
その5人が来た後で、カードを配る係りのおばさんが来ました。
たぶん、時刻は5時半くらいでした。
自分が待ち始めてから1時間半、
ラジオ体操が始まるまで1時間です。
そのおばさんと、
5人のうちの1人が、どうも知り合いだったみたいなんです。
なんと、信じられないことに、そのおばさん、
誰が最初に来たのかを確認せずに、
「1」番カードを知り合いの子にあげちゃったんです。
目がテン、とは正にこのこと。
自分がもらったのは6番。
何も考えてなくて、
なんとなく配ったら、たまたま1番の人の手元に6番がいった
というのなら、まだわからなくもない。
でも、そのおばさんハッキリと「○○ちゃんに1番あげよう」
と言って渡したんです。
こんなことが許されていいのか。
と心で思ったものの言うことができませんでした、
1番はこのオレだ!と。
体操を終え帰宅後、
シビックのミニカーとペロペロキャンディを手に、
これが証さ、本当の勝利者が誰かは、春日の神様が知っている、
とコトの理不尽さに腹を立て、
悔しさをかみしめました。
ああいう大人には絶対にならない、と本気で思いましたし、
実は、今でも思っているんです。
ラジオ体操と聞けば記憶が蘇る、
30年以上も前の夏の出来事です。
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