陰虚

陰が不足している状態のことを「陰虚」といいます。
陽が不足していれば「陽虚」です。

陰虚の症状として、もっとも代表的なものが不眠です。
(他には、便秘、口内炎、皮膚のカサつきなどがそうです)

不眠が陰虚を悪化させます。
陰虚を悪化させないためには、質の良い睡眠を、
一定のまとまった時間取る必要があるのですが、
眠れない、もしくは眠らない人がいます。

陰を補うために、眠りたいんだけど、
眠れないという人の場合、
どうしたら良いか?

気合で眠る、
というのはウソで、
いくら気合を入れたって、
眠れないものは眠れませんから、
こういう人は逆に、
陽に働き掛けると、
いい結果が得られることが多いです。
陽に働き掛けるには、
昼という陽の時間帯に、
しっかり活動するという陽的行動をとります。

眠らない人、夜更かしする人と言い換えられる場合も
少なくないと思いますが、
このような人の場合、
しっかりと睡眠時間、ベッド(もちろんフトンでも構いませんが)
で過ごす時間を確保することが重要です。

この時間がどれくらい必要なのかは、
個人差がありますが、
必要な時間が確保できていないと、
段々と体調が悪くなります。
また、今悪い人は、なかなか良くなりません。

陰を補うためのツボや食べ物はありますが、
睡眠を補えるのは睡眠しかありません。

寝不足だから、
○ンケル飲んで、スタミナ定食食べて頑張ろうというのは、
一時しのぎにしかなりません。
結果的には悪化します。
病気を先送りにしているだけです。
先送りにすればするほど、
大病になる可能性が高くなります。

この先、無理をしなきゃいけないときが来るかも知れない、
しばらく大変な日が続きそうだ、
だから、今のうちから食事に気をつけよう、
というのはOKです。

睡眠時間を削るというのは、
身を削る、命を削るということです。

忙しくて、またいろいろな事情で、
睡眠時間が確保できない人、
睡眠時間を削ってまで、
世のため、人のため、家族のために頑張っている人がいます。

睡眠を取ることも、
頑張るということの中に含まれると思います。
これからも頑張るために、
頑張って(工夫して)、眠りましょう。

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